お米が収穫されるまで

こんにちは。オズファームです。
毎日食べているごはんのお米は、どうやってどんなふうに育ってきて、今食卓に並んでいるかをご存じでしょうか。
今回は、お米が成長して私たちのもとに届くまで、その一連の様子を見ていきたいと思います。お米が生まれてからだんだん成長していく様子を思い浮かべながら見ていきましょう。

まずは種を選ぶ作業からスタート。お米の種は、中身がたっぷりつまった重い粒のほうが丈夫に成長すると言われています。塩水に種が浮かぶかどうかで中身が詰まっているかを確認して、中身の詰まった種を選びます。そして、苗を育てる箱に土や肥料を入れ、その上に種をまいていきます。苗を入れた箱はビニールハウスなどで温度管理をしながら育てます。
次に、肥料を土にまいて深く耕し、田んぼに水を入れます。表面が平らになるよう土をならして、トラクターで土を耕して田植えができるようにやわらかくします。
田植え機で稲を植えていきます。昔は家族みんなで手作業で植えていました。
苗を田んぼに植えたら、多すぎる日は水門を開けて水を減らし、少ない日は増やして水の量を調節します。
苗の成長を助けるために、田んぼの雑草をとりのぞいたり、稲と稲の間にみぞを作って成長しやすくします。
稲穂が出始めると、田んぼの水をぬき乾かし始めます。こうすることで、稲の根や土に酸素を送ってやります。数日おきに水を抜いて入れてを繰り返します。
そうして、田んぼの稲がバランスよく成長するように、様子を見ながら肥料を与えます。
気温が上がり始めると、病気や害虫が発生しやすくなりますので、被害をふせぐために、薬や肥料をあたえます。
いよいよ黄金色のお米がたわわに実ったら、コンバインという稲からもみだけを刈り取れる機械で収穫していきます。
刈り取ったばかりのお米は水分がまだ多くふくまれています。20%以上の水分を含むお米が腐らないよう、15%くらいまで乾燥機や乾燥施設で乾かして保管します。急に乾かすと米が割れてしまうのでゆっくりと時間をかけて乾燥させます。
最後に、稲刈りが終わった田んぼには肥料をまいて、次の年の米作りの準備をしておきます。

こうしてみていくと、ごく当たり前に目の前にあるお米がすごく丁寧に育てられてきたものだとわかるかと思います。
愛情をもってお米を育ててくれた農家の方、大変な時期を乗り越えてここまで立派に育ってくれたお米たちに感謝しながら、ごはんをいただきたいですね。
さて、今日のごはんは何にしましょうか。

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