こんにちは。
和歌山県田辺市在住のくぬぎです!
今日は限りなく皆既月食に近い部分月食が見られるそうですよ!
<限りなく皆既に近い“部分月食”>
明日11月19日(金)の夕方から20時前にかけて、日本全国で「部分月食」が起こります。
今回と同じように「限りなく皆既に近い部分月食」が日本全国で見られるのは、140年振り!月食の継続時間は、この300年間で最長レベルとのことです。https://t.co/LRG5iofL9K pic.twitter.com/zcitFzvAQL— ウェザーニュース (@wni_jp) November 18, 2021
皆既月食って何だっけ?という人のために説明すると
(今夜は部分月食ですが、限りなく皆既に近い、ですので💦)、
皆既月食は、太陽・地球・月の順番で横一直線に並ぶ現象です(🌞🌎🌕)
つまり、月に地球の影がかかります。
皆既月食で、赤い月が見られるのも、普通なら月は太陽の光に照らされて白く光って見えているのが、地球の影に隠れるため、簡単に言うといろいろな波長の色がカットされて赤に見えるから。
大昔の日本人は月食を不気味なものととらえていたという記事をネットで読み、面白かったので紹介します。
ぜひ元の記事もあたってみてください。
その中では、例えば、日本最古の仏教説話集(仏教の教えを一般人にもわかりやすく物語風にして書いた本)『日本霊異記』に、藤原種継が暗殺される予兆が、皆既月食が起こったことだったという不気味な記述があります。
「乙丑の年(延暦4年〈785〉)の秋の九月十五日の夜に、竟夜(よもすがら)月の面黒く、光消え失せて空闇(くら)し。同じ月の二十三日の亥の時に、式部卿正三位藤原の朝臣種継、長岡の宮の嶋町にして、近衛の舎人雄鹿の宿禰木積、波々岐の将丸に射死(ころ)されき。その月の光の失せしは、これ種継の卿の死に亡する表相なり」(『日本霊異記』(下巻・第三十八))
和歌山県にもゆかりのある歌人西行法師も月食を詠んだ歌があります。
「月蝕を題にて歌よみけるに」と題する歌で
忌むといひて 影に当らぬ 今宵しも
われて月見る 名や立ちぬらん(『山家集』)
「月蝕は忌むべきものといって、月の光にも当たらないようにする今宵、その月を強いて仰ぎ見る自分にはおかしいという評判が立つだろうか」
と詠んでいるそうです。
そりゃあいつも見ている月が赤黒くなったら怖いですよね💦
平安貴族は風流を重んじていつも月を愛でてるイメージがあるからなおさらでしょう。
今は仕組みがわかってるんだからびくびくせずに見てやりましょう。それでは良いお月見を!
「11月19日の「部分月食」は、ほぼ「皆既月食」〈歴史に見る月食の過ごし方〉 | 男の隠れ家デジタル (otokonokakurega.com)」