知っておきたい、お米の選び方

こんにちは。オズファームです。

さて、みなさんはお米の選び方を気にしたことはあるでしょうか?
いつも買っているから、有名だからとか、なんとなくで選んでいませんか?

現代の日本人はお米離れが進んでいるとはいえ、まだまだ主食はお米が定番。
毎日のごはんをおいしく食べるために、お米の選び方を考えてみましょう。

まず、一般的な食べ物と一緒で、お米には賞味期限のようなものがあり、時間経過とともに品質劣化が起こります。
お米は、空気に触れると酸化が進み、風味が落ちてしまいます。

最初は糠(ぬか)がついた状態のお米を精米して白いお米にしますが、精米するとお米が空気にたくさん触れるため酸化がはやく進みます。

ですので、お米の賞味期限は精米してからどのくらい時間が経過したかを示す「精米年月日」から知ることができます。精米してからの時間が短いほど新鮮でおいしいお米が食べられるということですね。

お米の賞味期限は、精米してから、夏場は2週間、冬場も3週間がおいしく食べられる目安とされています。長くても1~2か月以内に食べきることができれば、よりおいしい状態のお米を食べられます。
普段スーパーでお米を選んでいる方は、精米日が買う日の直前のお米を選ぶと新鮮さが長持ちしておすすめです。

精米日のほかに、気にしておきたいポイントはなんでしょうか。
値段の高いお米やブランド力のある有名なお米も選びかたとしてはいいと思うのですが、なにより食べてみて自分の口に合うお米が一番理想的ですよね。

気になるお米があったら試しに思い切って食べてみることで、思わぬ出会いがあるかもしれません。

お米をおいしいと感じる基準は個人差がありますが、お米の甘みと粘りの強い弱いを確認してみるのがおすすめです。
お米は主成分がでんぷんなので、口の中で唾液がでんぷんを分解するときに甘みを感じます。この時の甘みがおいしさのポイントのため、一度しっかりよく噛んでお米の味を味わってみてください。

一般的に日本人にはお米の粘りがつよくもちもちした食感が好まれ、粘りがすくないパサパサした食感は好まれないそうです。このお米のねばり(もちもち感)は、でんぷんの成分によって変わります。

でんぷんにはアミロースとアミロペクチンの二種類の成分が含まれており、アミロースの割合が少ないと粘りの強いごはんに、アミロースが多いと粘りがすくないごはんになります。

お米の食感は、お米そのものがもつ水分量のほかにも、お米の炊き方によっても変化します。お米の種類だけでなく、自分にとって一番おいしく感じられる炊き方を探してみるといいかもしれません。おいしいお米の炊き方については別の記事でくわしくお伝えします。

見た目でわかる特徴としては、お米に透明感があるのは成熟している証拠で、お米を炊いたときにコシとつやがありおいしさを感じやすいといわれています。

お米を選ぶ方法として、最近では、全国各地で販売されるようなブランド米ではなく、地元で顔の見える農家さんの作るお米に安心感を覚える方も多いようです。

あえて地元で作られたお米を食べることで、地域の農業を元気にする手助けもできますし、なにより昔からその土地で受け継がれたお米は、これまでの自分を育ててくれた味で、どこか懐かしい味に感じるのかもしれません。食感にこだわってお米の銘柄を選んでみたり、初めてのお米に手を出してみたり、自分の故郷のお米を食べてみたり…。

複数のお米をブレンドして食感の違いを楽しむ、なんてことも面白そうです。
お米選びで、みなさんの毎日の食事がもっと楽しくなれば幸いです。

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